【初心者用】カジノスロットの仕組みって?パチスロとの違いはどこ?

カジノの知識

日本のパチスロに慣れた人ほど、海外製のカジノスロットではなかなか理解が追いつかないことが見られます。

これはジグザグのペイラインや特殊な入賞に原因があり、リールが拡大するほどにその煩雑さは一見して増していくでしょう。

そのため日本人に人気なのは、3×3グリッドのパチスロ風カジノスロットが多いのです。
でもそれだけじゃ、正直もったいないですよ!


そこで今回は、オンラインカジノ初心者向けにカジノスロットの基本的な部分を解説

これを読めば、スピンでのアツいポイントがマル分かり
更にカジノスロットを楽しめちゃうでしょう!


入賞の配当ライン(ペイライン)を知ろう!

海外製スロット機でもっとも分かりづらく、逆に理解することで急速に楽しさが増すポイントが、このペイラインについての部分になるでしょう。

シンボルが止まる瞬間に、脳汁が出るにはペイラインを知ることは必須!

スロット機では通常時・ボーナス中を問わず、基本的に3つ以上の図柄が所定のラインへ止まることで、対応した払い出し倍率を受けることが可能になります。

以下ではグリッド数ごとに、代表的なペイラインを紹介していきましょう。


3×3ライン機

カジノスロットでもっとシンプルにペイラインが理解可能なのは、3×3グリッドのスロット機でしょう。
単純に、左の1リールから横orナナメで同一シンボルが一直線に並べばペイラインが成立します。

まんまパチスロの知識で理解できるシステムですね。
Japan Technical Games社は、意図してパチスロ風カジノスロットを日本人向けに開発しているようです。


しかし視覚的に分かりやすい反面、3×3グリッドでは下記のような問題点を抱えてもいます。

  • ライン数が少ないため、1スピンでの爆発力が低すぎる
  • 単調なゲームフローになりがち
  • スロット文化初期のシステムのため、現在は古すぎて好まれない

大手プロバイダはすでに3×3グリッドを新機種として手がけることはほとんどなく、最低でも4×4以上が現在の時流です

また本ページの主旨はそもそも、「3×3グリッドのパチスロと、カジノスロットがどう異なるか」を説明するページなので、このタイプの機種説明はこのあたりまでにしておきます。


5×3ライン機

現行カジノスロットでオーソドックスかつ、主流となるのはこの5×3グリッドタイプでしょう。
どのプロバイダでも、ほぼ必ず一機種以上はこのグリッド数で開発をしているはずです。


主に10~30ライン、または243ラインという特殊なライン数を有するものも存在します。

横一直線が配当成立となるのはなんとなくお分かりでしょうが、5リールではそれ以外にも、ジグザグのラインが有効となるので、ここが分かりづらいポイントかと思います。


ここでは参考までに、20ライン機のCazino Zeppelinから配当表を引用しましょう。

上記のように横一直線以外にも、『W型』や『山型』、『天秤型』のようなラインで配当が成立することを示しています。


もちろんペイラインが増えるほどこれらの有効ラインは増し、反対に減少するほど少なくなっていきます。

現在もっともポピュラーなのは、20~25ラインとなっています。
これらはカジノスロットのベースとも呼べる基本スタイルなので、記憶しておくことで多くの機種の払い出しラインをすぐに見極めることが可能になるでしょう。

暗記するのは大変に見えますが、実際には毎ゲームの配当をじっくり眺めていればすぐに頭に入ってきます。
そして繰り返しますがこれが分からないと、カジノスロットの醍醐味を取り逃していると言っても過言ではありません。


また243ラインでは定められたラインが存在しません。

このタイプではシンボルの位置関係は関係なく、単に隣り合うリールに同一図柄が存在さえすれば、それだけでペイラインが成立することも覚えておきましょう。

このタイプはかなり取っつきやすいので、特に初心者にオススメの機種です。


5×4ライン機

お次は5×4タイプのスロット機。
恐らく、全機種の中でもっともペイラインが分かりづらいのが、この縦4グリッドのスロットでしょう。

(上段右の画像では、女性図柄が配当成立していることに気付きましたか?)

主にペイラインは30~50ほどが用いられており、直感的に配当の見抜きやすかった5×3と比べると、「どこを見ていいか分からない」状態に陥りやすいです。


25ラインではまだなんとなく規則性を見出せますが、50ラインは正直かなり煩雑

スロット歴の長いプレイヤーでもこれらは見逃すことが多いため、初心者が回すと「なんかよく分からない」という感想に至ることも多いでしょう。

一見して有効っぽいラインが無効だったり、その逆もしかり。
これを覚えられるようなら、スロットマスターになれるかも?


4×4ライン機

総数としてはそれほど多くないものの、一部プロバイダからは4×4のグリッドを使用したスロット機をリリースしています。

ペイラインは256Ways以上(243ラインと同じく、隣り合えばペイライン成立)が用いられており、シンボル同士の位置関係は無視されます。

見るべき箇所が相対的に少ないため、わずかなリールとシンボルから、いかに濃密なゲーム体験を編み出すかが苦心されているものが多いですね。

シンボルが少なくとも、5リール機と遜色ない爆発力に調整されています。


4×4は3×3と同じく、システムとしては古すぎる部類に入ります。

現状としては、画像左の『Donuts』以外に人気の機種はほぼ存在しないですね。
開発もおおむね行われていないので、触れる機会は少ないでしょう。


MegaWays™

MegaWays機能とはBigTimeGaming社の開発した独自技術で、スピン毎にシンボルサイズを変動させるものを指します。

シンボル数は2~7までを、各リールでランダム抽選を受けています。

5×3の243ペイライン機と同じく、図柄の位置関係にかかわらず、隣り合えさえすれば配当が成立するのがポイント。

リールは1~6までのものがほとんどで、フルラインを形成した時の払い出しは、必然的に5リール機を超えるものがあります。


またMegaWaysの大半は、シンボル成立時に雪崩式を採用しています。
(配当成立でシンボルが消えて、次のシンボルが降って来るシステム)

うまくいけば連鎖が延々続くことになるので、マルチプライヤーを稼ぎやすく、膨大な配当を得られることも。

ハイボラティリティなゲーム性になることが多く、昨今のトレンドはまさにこのメガウェイタイプと言って間違いはありません。


なお、BigTimeGaming社は特許としてこのシステムを貸し出しているため、他プロバイダでも同システムを用いた機種は多く見られます。

当該機能を有した機種は、必ず『MegaWays™』の表記がされています。

逆にこれが無いのにリール数や縦枠が多い機種の場合は、図柄サイズは変動しないことを覚えておきましょう。


MegaWays機能付きのスロット特集は、下記の記事で行っています。


5x5orそれ以外のタイプ

5×5、またはそれ以上や、あるいは均等な四角形を描かないリールを持つ機種もそこそこ存在します。

これらの大半は243ラインやMegaWaysと同じく、シンボル位置にかかわらず、隣り合うだけで配当が成立するペイライン機であることが大半となります。


傾向としては雪崩式が多く、そのあたりもMegaWaysと似通っていますね。

条件次第でシンボルが増えたり、隠されたリールがアンロックされるタイプも多いですね。

落下式/落ちモノと似ているようですが、左から配当を成立させねばならないという大原則にのっとっているため、それらとは別モノにカウントされます。


落ちモノ/落下式

いわゆる”ぷよぷよ方式“と言えば、日本人には馴染み深いシステムでしょう。
ちなみに英語圏ではこのタイプを『Grid Slots』と呼びます。

グリッドサイズは5×5が主要ですが、中には4×4、または変則的な盤面を有するものも存在します。


前段までのスロット機と異なり、配当の発生には「左から3つ以上の隣接」という縛りがありません。

単に縦or横で同一シンボルが隣り合えさえすれば、どの位置にあろうとペイラインとなりえるのがこのタイプの魅力ですね。


落ちモノタイプでは多くの場合は雪崩式によって無限連鎖の可能性をもたらしますが、一部機種(ムーンプリンセスなど)ではシンボル数が有限の場合もあります。

またペイラインの成立する同一シンボル数も3~5とかなりバラつきがあるので、ルールを一読してからゲームを始めるとより楽しむことができるでしょう。


ペイラインに関する解説は以上になります。
ゲームによって細かい特徴はさまざま異なるため、ゲームガイドを読んでおくとより理解が深まります。

新しくプレイするスロット機では、一度は目を通すことを推奨します。


カジノスロットの抽選はRNGで行われる

electronic board

カジノスロットではRNG(Random Number Generator)という乱数発生器を用いて、スピンの結果を左右しています。

ざっくり説明するとRNGとは、「局所的な収支の波を起こしつつも、最終的に還元率通りの期待枚数を払い出す」ための装置です。

つまりパチスロでいうところの、”メイン基盤“の役割を果たすものですね。


この装置はリアル/オンライン問わずカジノスロットではほぼ装着されており、プロバイダによる提供のために、カジノ側からの不正な操作を防止する役割も担います。

しかるべきライセンスを取得しているオンラインカジノはこの装置による厳正な抽選のみで払い出しを行っているので、イカサマやデキレースとは無縁なのです。



カジノスロットの機械割は低めだが、ボラティリティは高い

payout

カジノスロットはブラックジャックやバカラのようなゲームと比べると、平均的な還元率(RTP)は低めに設定されています

目安として、現在のスロット機の平均値はRTP96.0%ほどであると言われています。


これには、「ベット金額に対する払い出し倍率」が大きくかかわります。

ブラックジャックでは最大で2.5倍、バカラは8倍、ルーレットの一点ベットでも36倍までとなります。

ところが対するスロット機では、たった1スピンで3,000倍や、1ボーナスで10万倍もの配当が発生する場合があります。

このように収支の波(ボラティリティ)が荒いのがスロット機の特徴であり、そして傾向的に、ボラティリティの高いゲームほどRTPは減少傾向にあります。


いわゆるジャックポット機と呼ばれる高額当選機種でなくとも、すべてのスロットはこの傾向にはあてはまるので、収支に安定感が出ないことは留意しておきましょう。



カジノスロットにイカサマ(不正行為)はあるのか?

wrong way

前段でお伝えしたようにカジノスロットではRNGを装着しており、その公平性は定期的にライセンス発行者や第三者機関によって精査されています。

よって基本的にはユーザーから必要以上に資金を巻き上げたり、逆に『見せ台』を作るためにド派手な出玉を演出したりはできません。


しかし正当なライセンスを取得していないような、いわゆる”詐欺カジノ“ではその限りではありません。

彼らは営業停止や悪い口コミが出回るのを前提で悪意ある運営を行っているため、いくらでも不正なプログラムを用意することができるでしょう。


以下の記事を読むと、詐欺カジノの手口が理解できると思います。