2020年10月初頭に宇宙Sixの山本亮太氏が、ジャニーズ事務所から専属契約の解除を受けました。
理由は、「違法な闇スロット店に出入りしていた」ことが挙げられています。
昨今では違法営業の裏賭博場全般を、”インカジ“などとも呼びますね。
さて今回は、一般人から芸能人まで幅広く足を踏み入れてしまう、闇スロット/闇カジノについての深掘り記事。
人はなぜ、法に背いてまでこうした危険なギャンブルへ手を染めてしまうのでしょうか?
※違法カジノでのプレイを推奨する記事ではありません。
規制済みの機種を設置している

恐らく闇カジノでスロット機をプレイする多くの理由は、過去にパチンコホールで使用されていた旧機種を遊べることでしょう。
現在は6号機時代真っ盛り。特に若い方は5号機以前の機種を生で見たことすらもないので、おのずと惹かれるものはあるでしょう。
そして5号機も初期のものはじきに消える運命にあり、いずれ5.5号機以降しか残らなくなります。
ストック機やホンモノのAT機、そして技術介入で大きく機械割を上げられた旧式のノーマル機。
こういった旧世代の爆裂仕様機種は、既プレイヤーも未プレイヤーも、変わらず虜にする魔力を秘めています。
ただし言うほど勝てないのが実態
4.5号機世代の筆者から言わせてもらうと、ぶっちゃけ5号機以前ならなんでもかんでも勝てる状態というワケでもありません。
特に初代北斗や初代吉宗といった機種は5号機世代の憧れと羨望の眼差しを浴びているようですが、実際には死ぬほど投資した挙句ショボい払い出しを受けるという、今とそう変わらない風景も頻繁に見られていました。
半泣きで吉宗の天井を目指しているOLやサラリーマン、あの頃はよく見かけました……。
たとえ純正ROMのヒラ勝負に持ち込めたとしても、低設定なら普通に爆死するのがパチスロです。
あまりにも夢を見過ぎているとしたら、それはちょっとした勘違いであることをご注意。
知識/技術量はかなり必要

現行のAT機なら、予備知識がなくとも押し順ナビに従うだけのイージーゲームです。
しかし、リプレイハズシや小役フォロー手順に知識の必要な5号機以前の機種ではそうもいきません。
暗いホールで、光量の低いバックリールと見辛い絵柄を見分けながら、キッチリビタ~2コマを押せる人というのは、実は当時もあまり多くありませんでした。
特に4号機以前の機種は、知識と目押し力が今の10倍は必要でしょう。
あなたがパチスロビギナーであるならば、なおさら旧世代のパチスロでは勝ち辛いことを覚えておいてください。
裏モノをプレイしたい人が居る

現代の若人には信じられないかもしれませんが、4号機時代にはパチスロの仕様をより荒波へと変えてしまう、いわゆる”裏モノ“や”Bモノ“と呼ばれる基盤変更が平然と行われていました。
未だに存在はするようですが、その勢力は著しく衰えましたね……。
『ブドウ連でボーナス確定するジャグラー』や、『5連目以降で継続率の上がる北斗』など、さまざまな機種が存在し、なおかつユーザーもそれを承知でプレイしていた時期があったのです。
こうした荒波仕様のパチスロ機は不思議な魔力を秘めており、未だ魅了された人が裏カジノへ通ってしまうという寸法。
波の穏やかになった5号機以降と比べると、4号機の裏モノは非常にハイボラティリティな遊戯性となっていますので。
裏モノは更に危険

ネーミングの通り、裏基盤のパチスロは本当にアブないところが多かったです。
なにしろホールによってタイプがさまざまで、ネット環境の乏しい当時では、ボーナス履歴や口コミから情報を得るしかありませんでしたから。
そういう事情を知らずに着席した新参の、どれだけ多くが泣かされてきたかは定かではありません。
闇カジノに置かれているパチスロ機がどういった特性を持つかは分かりませんが、仮に無知識で挑んだところで、カモにされるのが目に見えています。
カジノのテーブルゲームを求めている

日本国内で多額の現金を賭ける賭博場の開催は許されておらず、海外のカジノへ憧れを持つ方も少なくないはずです。
島国の日本では海外渡航は多くのハードルが存在しており、「ちょっと遊びに行こうかな」という軽い気持ちではテーブルゲームを遊ぶことはできません。
そうした実態につけこんだのが、無法にカジノゲームを提供する裏カジノというわけです。
なんでもないマンションのワンフロアが丸ごとぶち抜かれ、中にはカジノが見事出来上がっている場所は少なくないようです。
イカサマ宝庫の裏カジノ

しかし認可を受けないカジノでは、シューターの細工や※ガン付け、セカンドディールと、ディーラー側もやりたい放題にイカサマを突っ込めます。
※カードに目印を入れるイカサマ。
なぜなら正規のカジノが政府からライセンス認定を受けているのに対し、日本の裏カジノではそんなものはありません。
つまり彼らは、行政処分という最も強いカードに怯える必要がないのです。
仮にアナタがイカサマの露見を訴えようとも、よほどのVIP客でなければ一蹴されて終わりでしょう。
場合によっては、コワいお兄さんたちが現れるかもしれません。
認可を受けないカジノにおいて、テーブルゲームはもっとも恐ろしい賭博に類するでしょう。
法に縛られないレート

現行パチンコは『1玉=4円』、パチスロは『1枚=21~22円※』ほどがマックスのレートです。
※46~47枚交換の換算。
闇カジノではレートが無法に定められるため、客層しだいで青天井に上げることができます。
日本のハイローラーの中には一般のパチンコ店では満足できずに、こうした高レートを好んで裏賭博を楽しむ方も居るようです。
人目を忍ぶ場合

かなりのレアケースですが、財界人/芸能人/その他の有名人にはこうした心理を働かせる場合があります。
要は、「ギャンブルは好きだけど、ギャンブルしているところは見られたくない」という状況下にある人を指すでしょう。
こうした人々は密室である程度の秘匿性が担保された、裏カジノをより好みます。
パブリックなパチンコ店では常に身バレのリスクが伴いますが、こうした違法賭博場ではその心配が大幅に減るからですね。
「有名人が通っているぞ!」とタレコミをするよりも、カモにした方が利益率が高いのは容易に想像できるでしょう。
逮捕の覚悟はある?
しかし冒頭でも紹介したジャニーズの件の通り、露見した時のリスクはとんでもなく大きいです。
それも単に社会的信用を失うだけならまだしも、賭博罪の現場を抑えられた時には、起訴されることも念頭に置かねばならないでしょう。
賭博罪は胴元だけでなく、プレイヤーにも適用されます! その場に居た人はみんな罪。
たいていの人は、自分が逮捕されるなんて普段は想像もしないはずです。
しかし闇カジノで賭博に興じるというのは、それ自体が罪であることは忘れないようにしましょう。
初めは勝たせて依存症にする

パチンコ店の遠隔やビギナーズラックなんて都市伝説みたいな与太話ですが、闇カジノではこのようなテクニックを好んで使う傾向にあります。
特に懐の詰まった顧客の資産状況がリークされているような状況では、かなりの確率で初回に大勝ちさせることが予想されるでしょう。
「ギャンブルなんて簡単だな!」「負けるヤツ居るのこれ?」と思わせるところからスタートです。
ギャンブルに慣れていない初心者や、頭に血の昇りやすい人ほどこうした罠にはかかりやすく、闇カジノとしては「カモがネギ背負ってきた」と見えてしょうがないのでは?
勝たせるも負かすも自由自在
パチンコ店や海外のカジノが不正な勝敗の操作を行わない(あるいは行っていないように苦労して見せている)のには、明確な理由があります。
それは、第三者機関による検査が定期的に行われるからです。
仮に検査をパスできない場合、営業の停止や、悪いと営業資格の剥奪を受けてしまいます。
ところが違法な営業形態の闇カジノでは、こんなものは知ったことではないでしょう。
前段ではテーブルゲームのイカサマのみをお伝えしましたが、実際にはスロット台やその他のゲーム、すべてにおいて闇カジノ側からの操作が可能であると思っておく方が無難です。
なぜなら多数の顧客を呼び込むほどに摘発リスクの上がる闇カジノでは、基本的に利益の多くはカモになる富裕層の狙い撃ちがメインだからです。
そのため一般パチンコ店では遊戯レートに対して費用対効果に見合わないイカサマ装置の設置も、実質レートが青天井の闇カジノでは積極的に取り入れていくことが可能なのです。
誰もが「自分が依存症になるはずがない」と思いこむ

新聞記事やネットニュースで「依存症の苦しみ」を見た時は、誰もが対岸の火事だと認識するでしょう。
しかし闇カジノには老人から若者、立派な役職の社会人に一般サラリーマン、もしくは主婦までハマる魔力が秘められています。
国内のパチンコ依存症の数を見れば、それはもう明らかですよね?
日本人は古くは1,000年以上前から、町内単位で小豆や米による博打を行っていた、いわば賭博民族。
賭博が禁止されてからも、寺や宿場で夜な夜なこっそり遊んでいた好き者たちです。
我々がギャンブルを愛するのには、DNAに根差した原因があるのです。
よってそんな血筋を引く日本人が、闇カジノの虜となるのは、ある意味でごく自然な事柄ですらもあると言えるでしょう。
闇カジノと闇金の繋がり

『闇金ウシジマくん』を見たことがある人ならお馴染みですが、闇カジノでは闇金との親和性が高く、資金の尽きた顧客へ素早く貸し付けを行うことで、ダブルでカモにする手法が用いられることが多いようです。
これはもう、想像するだけで簡単なビジネスでしょう。
ちょいと負けの込んだ顧客に、「良い金貸しが居るけど、どう?」と持ちかけるだけでいいのですから。
そうでなくとも多重債務者の行き着く先は、やはり審査の緩い闇金となるのは自然です。
多くの原因は賭場にある

ここまで読んでもらえたならお分かりでしょうが、人が闇カジノへ通う多くの原因は賭場の環境に依存するものです。
- レートへの不満
- 設置機種への不満
- ゲーム性への不満
- 賭博法そのものへの不満
パチスロオワコン問題の記事でも取り扱いましたが、今やパチンコ業界は大幅な縮小傾向にあり、もはやその命は風前の灯火です。
死に絶えつつある6号機を目の当たりにすれば、かつての爆裂機種を夢想するのは至極当然でしょう。
ただし同情こそすれども、闇カジノでの賭博は100%違法な犯罪です。
同時に裏稼業のキャッシュフローへ与することは、もはや犯罪行為の助長ですらあるでしょう。
(政府が賭博を取り締まる真意はここにあります)
仮にあなたが現況のパチンコ店/ギャンブルゲームに不満を抱いていたとしても、こうした店舗を訪れることは絶対にヤメましょう。
自分や、多くの人を不幸にするだけです。
なぜオンラインカジノをプレイしないのか?
オンラインカジノでは、上記のあらゆる問題点を解決します。
特に荒さに関してのレベルは段違いで海外製スロットの方が上で、ボーナスゲームにおける濃縮度は凄まじいものがあります。
ヤッホヤッホAT30や、俵8連なんかではもう心も動きません。
特筆すべきはネットの強みである自己規制機能で、多くのオンラインカジノでは『入金制限』『プレイ時間/金額制限』『敗北制限』などののめり込みを防止する策をほぼ用意されています。
個々人のプレイ状況を把握できないリアル環境と違い、ネット回線では明確にユーザーを区分できます。
アツくなって投資金額すらも忘れてしまうような人は、ハッキリ言って普通のパチンコ店ですらも行かない方がいいです。
ましてや、闇カジノなんてもってのほか。
オンラインカジノは違法ではないのか?
A. 違法でも合法でもないのが現状。
賭博法の成立当時はインターネットなどという概念が存在しておらず、またネット登場後も条文を変更されないままです。
日本では既存の法律の変更に対するフットワークが著しく重いため、この部分に関する解釈はなされないままなのが現状の状態。
詳しくはオンラインカジノの違法性についての記事で説明していますが、今のところ違法でも合法でもないグレーゾーンというのが多くの共通認識となっています。
口座を壊滅させないために選ぶべきはオンラインカジノ

闇カジノがプレイヤーを激しく食い物にしているのはもちろんのこと、通常のパチンコ店ももはやかつてとは異なり、いかに一人当たりから搾り取るか、にシフトしているかは肌感覚で感じると思います。
出玉規制で払い出しが落ち、平均設定が下がり、換金率が悪化し、設備維持費もケチられるパチンコ店。
対するオンラインカジノ業界は右肩上がりの業績を叩き出す企業が多く、伸びしろのあるジャンルであることは明白です。
入金に対するボーナスは年々競うように上がり続け、また入金不要ボーナスを登録者全員に与えるカジノも珍しくないです。
オンラインカジノの弱点
唯一カジノスロットの弱点は、機械割(RTP)が100%を超える機種が存在しないことです。
つまりどんな機種選択でも理論的には必ず敗北することになり、ディスクアップやクランキーのような、「設定1でも打てる」気軽さはないでしょう。
しかし今現在の日本国内で、設定6(あるいは456)をツモれる環境がどれだけあるのでしょう?
都心部周辺ならワンチャンスはあるでしょう。
しかしそれも、人気店に前日から夜通し並んだり、数千分の一の抽選を勝ち抜いてようやく得られるモノです。
しかもそれですら、4号機時代以前のように確約されたシナリオではありません。
闇カジノの中には『コンプポイント』を用意し、確定の設定6を打たせる店舗も存在するようです。
ですが個人的には、違法店の設定確認なんて、露ほども信頼できないと思いますけども。
当日に勝手にキャンセルされたり、あるいは捜査で店じまいなんてこともあるかもですね。
まとめ:闇カジノ/パチンコ屋よりオンラインカジノ
ただしもちろん、不正営業の危険なオンラインカジノも存在します。
基本的には信頼可能なメディアによる推薦を受けたカジノを選べば安心です。
オンラインカジノのはじめかたを参考にしてもらえば、必然的にこうした詐欺カジノと巡り合うことは避けられるでしょう。
また当サイトではおすすめオンラインカジノを紹介しているので、よければ参考にしてみてください。