すべてのオンラインカジノが、健全で真摯な姿勢で運営されているものだけではないことを、残念ながら我々は理解しています。
今回は代表的な詐欺手法を覚えておくことで、危険なオンラインカジノを回避するための記事です。
自分の財布を守れるのは、あくまで自分のみ。
果たしてあなたはカジノの不正行為をどれだけ知っているでしょう?
1.八百長/不正試合/デキレース
賭け金を上げたところで急激な連敗を喫したり、調子良く連勝するビギナーズラックに疑問を抱いたことは?
実は一部の詐欺カジノでは、勝負の結果をランダムな運ではなく、自分たちの都合が良いように変更する技術を有しています。
これを英語圏では『Rigged Game』と呼びます。
またRigged Gameは単一の試合のみでなく、一連の流れそのものを指すこともあります。
たぶん、ユーザーがもっともイメージしやすい『詐欺カジノ』のカタチだろうね。
大半の「イカサマだッ!」というのは単なる気のせいである反面、たしかに不正な結果の改竄行為を行っているカジノも存在しているの。
ライブゲームのイカサマ
上記はYouTubeで有名なライブゲームのイカサマ発覚シーンです。
- セカンドディール
- ディーラーが20:20のドローを前もって知っていた
- ワイプ画面の下からケーブルが見えている
概略は上記。
1.と2.ではデッキの中身を前もって知っていますね。
1.ではスローによって、2.ではヒットし忘れによってこれらが発覚したことになります。
3.ではボールの振動、あるいは磁気などで結果を変化させるタイプの不正行為と思われます。
こりゃヒデェ……。
特に2番目は、意味が分かってから見ると真っ黒じゃん。
ライブゲームを選ぶ理由の根幹は、「ビデオのテーブルゲームは信用できない」というもの。
ところがどっこい、ライブでもこうしたイカサマを行えるの。
少額のプレイで狙い撃ちにされるリスクは低いものの、高額ベットではこうした不正行為の餌食になることは避けられません。
いくらコツコツと利益を積み重ねようとも、詐欺カジノでは簡単に収支をマイナスへ転落させることが可能なのです。
スロットゲームの不正行為
スロットはRNG(乱数発生器)があるから、イカサマはできないって聞いたんだけど?
通常のソフトウェアならば、もちろんそうなのだけども。
問題は変数など実際には結果に関与させていない、不正アルゴリズムを用いたスロット機よ。
少額からスキャッター揃いで高倍率の配当をゲット!
気を良くしてベット金額を上げたところ、どうにもふるわずに全ノマレ……
こうした俗に言う”出来レース“(勝敗の結果が予め決まっているもの)のようなシナリオも、実は不正プログラムでは用意できます。
よそでは見たこともないような、珍スロは特に危険度が高くなります。
スロット機だけはイカサマの無い安全な遊戯であると信じている人は多いですが、実情は異なります。
マジでか…。
ドラマティックな勝敗も、実はシナリオ通りの予定調和の可能性があるってこと?
道中の細かい起伏までは不明だけど、最終的にコインを巻き上げられる結果は変わらないわ。
もちろん不正スロットを用いるようなプロバイダは淘汰されていくため、厳正なライセンスを保持するオンラインカジノではこのようなソフトの出番はありません。
しかし問題はコードの微調整などにより、一見して正当なオリジナルと見分けの付かない海賊版のスロットマシーンも存在していることです。
これらは巧妙に人気機種の上っ面を被っていることもあり、もはや見分けることは実質的に不可能であると言えるでしょう。
リグゲームを回避するには?
ライブゲームなら『evolution』、スロット機ならば『NetEnt』や『Microgaming』がラインナップにあるかを確認しておきましょう。
これらの配給会社は一般的に言って、もっとも信用のあるプロバイダです。
よってこうしたゲーム会社へライセンス料金を支払っているカジノは、ある程度の信用を獲得している証ともなります。
※なぜなら、プロバイダ側からカジノへの配給を拒否することもできるため。
見たことも聞いたこともないスロットばっかりのカジノってあるよな。
その時点でかなりアブないわね。
人気プロバイダから配給を拒否されているか、あるいはライセンス料が支払えないかの二択だもの。
どちらの理由だとしても、積極的に選ぶカジノには値しないでしょうね。
ただし前述したように海賊版は見抜くことがほぼ不可能に近いため、有名プロバイダだからと言って必ずしも安全であるとは言い切れないのが現状です。
これはすべての項目で共通の結論となりますが、結局は信頼と実績のあるオンラインカジノを選ぶのがユーザーによる最大の抵抗となります。
2.出金拒否
ゲーム自体の不正に次いで、詐欺カジノのイメージを彷彿とさせる第二の手法。
出金時にアレコレと難癖をつけ、実質的に資金の引き出しを阻止する、非常に狡猾であくどいテクニックです。
大勝の喜びをフイにされるぶん、イチバン悲しくて頭に来る詐欺パターンだね。
そのほかにも、入金後に夜逃げを行う『持ち逃げ』タイプも存在するわ。
以下では、細かに出金拒否の手法を見ていきましょう。
少額持ち逃げタイプ
入金成功後にフリーズ、または画面ループなどの障害を装い、細かい金額を奪いとるタイプです。
ゲームの遊戯はおろか、サポートへのメールなども一切無視され、あるいはアカウントを抹消されることになります。
ポイントとしては『少額の入金』であるため、ユーザー側も熱意をもって取り返すことを諦める部分にあります。
こうした詐欺カジノは一定期間の集金を終えると、ネット上で告発が増える前にサイトを畳み、また新たな暖簾で新規開店を行うことで知られます。
以降もループを重ねるために、ひとつひとつのサイトの運営期間は非常に短くなります。
「たいした金額じゃないし、しょうがないか」に付け込んだ、悪辣で意地汚い詐欺にあたるわね。
運営実績がググってもロクに出ないカジノや、明らかにテンプレ量産っぽいインターフェイスには要注意だね。
ボーナス誘致タイプ
最初は少額の入金を促し、しだいに法外なボーナス付与をエサに大金を入金させるタイプの詐欺カジノ。
まとまった金額を入金させたあとは、少額持ち逃げタイプと同じく音信不通を装うことで知られます。
ボーナスオファーのメールなんかで、「300%上限$3,000!!」みたいな文句はちょっと疑わしく思えるよなぁ。
検索しても出てこないような、非現実的ボーナス付与には注意すべきよ。
その入金を最後に、アカウントを凍結される可能性が高いの。
出金拒否を避けるには?
大きく分けて、出金拒否タイプの詐欺カジノには3つの特徴があります。
特に入金に関するオプションは重要で、仮に現金振り込みかビットコインでしか受け付けていないようなカジノの場合、高確率で危険なサイトであると判断できます。
※金融機関から信頼を得ていないため、入金の手段が大きく絞られている。
また出金に関してはそもそもするつもりがないので、多彩な方法を提示する可能性もアリ。
ネットの口コミで、「有名なオンカジから出金渋られた!詐欺!」みたいなのはどう捉えたらいい?
それってボーナス絡みで、ユーザーに落ち度があることが大半よね。
ここで扱う詐欺の定義は、もっと厳密で悪質なものに限っているわ。
3.ジャックポット拒否タイプ
ハイボラティリティな機種の数千倍~数万倍、あるいはプログレッシブジャックポット機での法外な賞金を一方的に無効とするタイプです。
特徴としては、「登録時の約款に記載済みである」などの理由をもち、高倍率当選を無効化するものが見られます。
膨大な文字数の特記事項に隠された不利な条件は、国内外を問わずに常に問題視されています。
実際にこれらが記載されていた場合、もはやプレイヤーには泣き寝入り及び、SNSで罵詈雑言を書き殴る以外のことはできないでしょう。
回避するには、やはりしっかりと利用規約を読んでおくしかないわ。
せめて数字の記載されている部分だけでもフォーカスしておくと、その後のトラブルはグッと減ることになる。
これは詐欺サイトとはちょっと違うハナシだけど、特にボーナス、それも入金不要のものには特別な縛りがあることも珍しくないしね。
大金の払い出しのみを無効化するために、遭遇例が少なく、口コミも集まりづらいのがポイント。
少数ユーザーの声が埋もれやすく、大多数の満足感に隠れてしまう危うさがあるのです。
ジャックポット拒否を避けるには?
カジノ公式のブログやサイト上では、多くの場合高額当選者の発表や、インタビューなどを行っています。
これらは単なる出玉アピールだけでなく、実際に出金が可能であることの目安ともなるでしょう。
大半のオンラインカジノでは、公式のTwitterやブログで毎週~毎月のBIG WINを紹介していますよね。
ただしそれでも、当選後に出金自体を阻止したり、払い戻しを拒否する詐欺カジノもあるにはあるの。
せっかくの大勝を、つまんない難癖で台無しにするのだけは勘弁だな……。
予防策としては、やはり実績のあるカジノでプレイするよりほかありません。
多くのオンラインカジノでは、本来ジャックポットが出ても困ることはないはずです。
詳しくは、オンラインカジノが潰れないワケを参照ください。
4.ハッキングタイプ
ダウンロードして実行する、クライアントタイプのオンラインカジノでは一部でこの詐欺を用いています。
好条件のボーナスという甘言につられ、意気揚々とインストールを終えたところ、
「24時間以内に指定口座へ入金しろ。さもないとPCの中身をデリートする」という内容が示されるタイプです。
いわゆるランサムウェアと言われる、マルウェアの一種です。
狙いはほぼPCのみである上に、それほど数が多くないと言われるのが幸いです。
しかしこのトラップに足を踏み入れてしまった場合、実行できる策はファイルが削除されるのを見守るか、あるいは要求された対価を支払うかしか残されていません。
基本的にwebブラウザで実行するタイプのカジノでは、このマルウェアに怯える必要はないわね。
モバイルアプリでも存在はするらしいけど、現状でアプリ対応のカジノがそもそも少ないよな。
ハッキングを避けるには?
セキュリティソフトの運用一択です。
年々ブラウザ自体のフィッシング検知やウィルス除去能力は高まっているとはいえ、やはり有料のセキュリティソフトには敵いません。
またダウンロードとブラウザをオプションで提示している場合、普段からブラウザで遊ぶことを習慣とすべきでしょう。
いずれにしろ本ページの中でもっとも容易く回避可能な問題であるため、ウィルス検知ソフトの費用対効果を考慮すべきです。
5.個人情報泥棒タイプ
オンラインカジノでは本人確認にあたり、不安になるほどの結構な分量で個人情報を入力します。
詐欺カジノの中には、こうした側面を別のあくどいビジネスへ転用するものも存在しているのです。
- 個人情報自体の売却
- クレジットカード番号の悪用
こうした手段を主たる収入源とするオンラインカジノは、そもそも運営の実態すらも怪しければ見抜きやすいですが、しかし一見して誠実なサイト運営を装われると一転して判断に困ります。
クレジットカードの画像アップロードを求めるカジノは時々あるけれど、CVCとカード番号の一部を隠すことは忘れないように。
あとは不自然な情報の提供を求められた時は、いったん間を置いて考える必要もあるな。
個人情報の悪用を避けるには?
やはり誠実な運営のオンラインカジノを選択するよりほかはありません。
幸いにも昨今ではデータ保護法が厳しく見守られており、特にEU圏やアメリカでは特段に厳正となっています。
カジノが所属する国家がそれらの地域である場合には、ある程度のポリシー遵守を期待することは間違いではないはずです。
まとめ
悪質詐欺カジノとそうでないサイトを見抜く簡単な方法としては、やはりライセンス発行元の確認が手っ取り早いです。
そして世界でもっとも信頼できる、正当なカジノライセンスは以下の3種類になります。
これら3種のいずれかを取得している場合、ほぼ詐欺カジノである疑いは晴れています。
サイト下部に記載があるはずなので、必ず確認するように心がけましょう。
以下の記事では、所有しているだけで信頼に足るライセンスの解説を行っています。
あとは信頼できるサイトからの推薦を受けているか、ぐらいかしら。
ぶっちゃけ「数打ちゃ当たる」で、良質も悪質もないまぜのキュレーションサイトも多いよね……。
少なくとも当ブログで紹介しているオンラインカジノは、すべて合法で安全な良質サイトであることをお約束します。
こちらの記事ではおすすめカジノランキングを掲載しているので、サイト選びの一助になれば幸いです。