リアルのカジノでこっぴどく絞られた記憶は?
人によっては、想定していたよりも多くの金額を落っことしてしまったことも少なくないはずです。
カジノの還元率は約95%ですが、それ以上にこっぴどくヤラれてしまいません?
さて今回は、『あなたはリアルなカジノでは、想像以上に勝てない』というお話。
今後、日本国内にカジノリゾートがオープンする見通しはかなり鮮明になってきました。
まずはこの記事でリアルカジノが勝ちづらいというロジックを学んでおき、来たるべきカジノ到来に備えましょう!
イチ顧客からより多くの利益を生み出す、”三つの策”
カジノでは主に上記のような『三本の矢』を用いて、訪れるユーザーが落とす利益をブーストしています。
攻略法なんかは理解できるけど、快適性の提供ってどういうこと?
それって単にイイことじゃないの?
それぞれの項目で詳しく解説するわ。
それを読めば納得できると思う。
快適性の提供
カジノは訪れるユーザーに、惜しげもなくさまざまなサービスを提供します。
- 無料の飲食
- 24時間営業
- シャワー・ジャグジー・プール・サウナ
- ネイルサロン・アロママッサージ
- スポーツジム・運動場
特に『IR統合型』と呼ばれるタイプのカジノでは、敷地内でおおむねすべての用事を済ませることが可能となっています。
なんならお金さえあれば、永遠に居住することの出来るレベルですよね。
もちろんIR型でない単体のカジノでもこうした快適空間の確立にはかなり気を遣われており、過ごしやすい賭場を苦心して生み出しています。
快適なのはイイことじゃん。
これのなにが、ユーザーの負けに繋がるの?
快適であればあるほど、カジノから外へ出る必要が減るでしょう。
つまり質の良い囲い込みによって、プレイ時間を増されていくことに繋がるの。
カジノの還元率は約95%、つまり控除率(ハウスエッジ)は5%です。
この数値は宝くじ(50~55%)や競馬(20~30%)の控除率と比べてかなり低いため、相対的にかなり多くのプレイ時間/数をこなさないと、利益に繋がりづらいのです。
『快適性の提供』とはユーザー満足度というお題目ではなく、あなたのプレイ時間を一秒でも、ベット金額を1ドルでも上げるための施策なのです。
期待値が100%を切る戦いでもっとも重要なのは、『ベット回数を減らす』ことにほかなりません。
よって居心地の良さにかまけてズルズルとプレイ時間を延ばすほどに、あなたの敗色はどんどん色濃くなっていくでしょう。
カジノの収益構造は立地や国柄でかなり異なるけど、おおよそ40~90%がゲーミングによる利益なの。
つまり付帯施設はあくまで囲い込みのための防波堤で、カジノの本分はあくまで賭博ということ。
なるほど、気付かない内にプレイ回数を底上げされていたのか。
多くベットしてもらうほど、カジノにとっては有利だもんね。
ギャンブルの鉄則は、『大きく勝った時にサッと逃げる』こと。
しかし快適で居心地の良いサービス空間を提供されることで、我々は自然と余分な資金をペイしていることになかなか気付きません。
この甘い罠に嵌まることで、必要以上に大きな損失が徐々に積み上がるロジックです。
冷静さをかき乱すシステム
ブラックジャックの還元率は99.0%で、ベーシックストラテジーを用いれば更に0.5%上乗せ。
つまり99.5%という、破格の条件で勝負できます。
あるいはルーレットはどうでしょう。
さまざまなベットシステム(モンテカルロ法など)が存在しており、限りなく勝利のリスクを引き上げる手段は豊富に存在しています。
でも不思議なことに、最善を尽くそうとしても敗北するのがギャンブルですよね。
これはなにも、カジノがイカサマをしているという話ではありません。
なにも当局による摘発や、ライセンス失効処分の恐怖を味わわずとも、彼らはあなたを負けさせることが可能なのです。
ポイントは、”精神力“
人は自分で思うほど、冷静に自らの行動をコントロールできないわ。
最初は冷静にストラテジーを遵守していたのに、気付けばまるで合理的じゃない賭け方をしているってのはあるある……。
カジノでは、あなたが入場前に心に固く誓った、合理的で堅実な勝利方針を覆すための仕掛けがいくつも施されています。
時間を感じさせない
時計、窓、テレビを設置しない
➡ 時間間隔の欠如。
外界から隔絶された空間を作ることで、冷静さを徐々に失わせ、現実感をも喪失させる。
アミューズメント施設では鉄板の手段。
上映中の映画館や遊園地で、共用の時計が見えるところは記憶にないでしょう?
時間間隔の欠如は現実感を失わせ、一種の高揚感を与えます。
パチンコ屋で熱くなって投資していたら、外は日が暮れていたなんてザラですよね?
自分では冷静なつもりでも、こうした空間へ居続ければ居続けるほどに、徐々に確立したロジックは崩れ始めます。
ベーシックストラテジーもベットシステムも、澄み渡った頭でなければ有効に活用することは不可能なのです。
他プレイヤーの存在
同じ卓のプレイヤーや、集まるギャラリーの存在
➡ 見栄や射幸心を生む。
特に男性は、自分を大きく見せたいと願う気持ちが生まれがち。
カジノでは幾人ものプレイヤーが同卓を囲み、ひとりのディーラーがその相手をするのが基本です。
場合によってはあなたのベット金額は注目の的となり、同時にあなたも奇妙な高揚感を感じることがあるのでは?
もしくは実際に注目されておらずとも、自然と人には外面を気にする心理が生まれます。
さて大きな勝負で手痛い敗北を喫したあなた。
次のひと勝負では、かなりレートを落として手堅くいきたいところ。
しかし先ほど$1,000ベットしたあなたが、次のターンで$5勝負を挑むのは少し滑稽だと思いませんか?
正直ちょっと、いやかなり恥ずかしい。
「ビビってやがるな、このチキン」とか思われたらイヤだよな。
特に日本人は、『相手にどう思われるか』をひどく気にする民族性。
人前でベットする時には、どうしても自意識を感じずにはいられないの。
ギャンブルの鉄則その弐、『全資金を溶かさない』こと。
敗北時にはレートを落とすことが自然で、一発逆転などという奇跡はフィクションの産物でしかありませんよね。
しかし対面を気にするあまり、あなたは次のターンも、その次のターンもレートを落とすことができないのです。
また逆に、誰かの大勝は純粋に射幸心を煽るわね。
「自分も勝ちたい」「注目されたい」と感じるのは自然なこと。
パチンコ屋で意図的な『ドヤ離席』しちゃうような人は特に注意だね。
賭博場でマウントを取ることを意識しすぎて、ついつい過分なギャンブルに挑んでしまいがち。
資金管理術はゲーム選択や、プレイストラテジーと同等に重要なファクター。
無謀な賭け方を誘発するのは、過剰なまでの他者への意識にほかなりません。
あくまで勝負しているのは、あなたとディーラーのみ。
それを忘れてしまうと、賭場の熱に呑み込まれてしまいますよ。
攻略法の排除
さてこれは読んで字の通り。
もはや世界中のカジノでは既存の攻略法というものは限りなく通じ辛く、映画”ラスベガスをぶっつぶせ“のような、カウンティングを代表とするテクニックは使うことができません。
これまでさまざまなイカサマorグレーなテクは生み出されているものの、すぐにカジノ側はそれに対応策を打ち出していますからね。
それぞれの顧客はモニタリングされており、不自然に勝ちを積み上げているプレイヤーには、相応の監視がなされることに。
- 仲間同士でのハンドサイン
- 挙動不審な様子
- “見”の時間が長い顧客
特に上記のようなプレイヤーは、カジノからするとかなり怪しい人物に映るでしょう。
仮にイカサマ等を行っていなかったとしても、場合によっては退店を促される可能性があります。
えっ、このリストって別に、違法なことはしてないじゃん?
なんで追い出されるのさ。
プレイヤーには、好きに遊ぶ権利があるでしょ。
勘違いがあるようだけど、サービス業とは『双方の合意』で成り立つの。
つまり違法でないにしろ、カジノにとって不利益と感じた顧客は、ハウスルールで好きに追い出すことが可能。
プレイヤーに一方的な権利は無いし、カジノにも遊ばせる義務なんてないのよね。
どれだけ知識で還元率を上げる術を知っていようと、プレイする場が奪われればそれまでです。
どんな華麗なテクニックでペイアウトを積み増ししようとも、出禁処分を受けることはほぼ避けられないことを覚えておいてください。
実際にカジノで勝ち続けるプロは存在する
ただし実際にはカジノから勝ち続け、生計を立てる人物が存在していることも確かです。
※ここではポーカープロのような表のプロでなく、アンダーグラウンドな賭博師を指す。
ルーレットの偏り(筐体のクセ)を数学的に分析し続けたり、カジノ側へ交渉をすることで優位な立場を生み出したりと。
世の中には常人には及びもつかないようなテクニックで、還元率100%を超えさせるような猛者がひしめいているのです。
ただしこういった人たちは、使えるネタは賞味期限が切れるまで手放さない。
つまりネットで気軽に閲覧できるような内容のキズネタは、とっくにカジノから対策された使い古しってことか。
インターネットでアクセス可能なテクニックなど、通用するカジノがあるはずもなく。
中にはこれらを販売する方も居られるようですが、そもそも拡散するよりも、自分で使わないのはなぜでしょうね?
あなたが天才的な閃きを持つ賭博の申し子でない限り、小ずるい技でチップを掠め取るのは諦めるのが無難です。
すべては”外的要因”
ここまで読んでくれた方は気付いたでしょうが、これらはすべて『外的要因』に起因するものです。
- 快適な”環境”
- 心を乱す”場や人”
- 手元を監視される”状況”
対面方式の賭博では常にこの問題が付いて回るため、あなたの還元率は常に理論値よりも低下させられます。
ということで結論になるのだけれど、
「オンラインカジノはいいぞ」ってことね。
やっぱりそこに着地しちゃうか!
オンラインカジノ | リアルカジノ | |
---|---|---|
店舗へのアクセス | PCorスマホで数秒 | 諸外国への渡航 |
入金&出金 | ネットバンク経由でやや時間を要する | チップの交換ですぐ |
プレイ機種 | 膨大な数(カジノをハシゴで更にアップ) | 設置機種のみ |
付帯サービス | 入金のボーナスやキャッシュバック | 無料飲食(VIPはコンプあり) |
ランニングコスト | 人件費や光熱費がかからない | 多くの人材や設備維持にコスト大 |
外的要因による縛り | ゼロ | 無限にあり |
基本的にオンラインカジノでは、外的要因によるプレッシャーは皆無。
すべては己との戦いであり、不要なベットもストラテジーの崩壊も、あらゆる不利は避けられるようにできています。
また一緒くたにされる還元率の問題ですが、明らかにオンラインカジノの方が上になります。
『サーバー費用+プログラマ数人』 x 『生身ディーラー数十人+豪奢な設備維持』なんて、比べるまでもないでしょう?
それに付帯サービスの直接的バックも見逃せないところ。
他人の飲み食いを割り勘で差っ引かれるよりも、入金ボーナスで還元してくれる方が良いに決まってますよね。
しかもコロナ禍でリアルカジノはかなり苦境に立った印象あるね。
圧倒的にオンライン化へ拍車がかかったから、今後のマーケットも大きく動くことが予想されているわ。
まとめ:リアルのカジノではそうそう勝てない
およそ90~98%とされるリアルカジノの還元率ですが、我々庶民の大半は最低付近の払い出ししか受けられていません。
それよりもまずは、無料の入金不要ボーナスや、堅実な入金ボーナスをたっぷりくれるオンラインカジノでのプレイを強く推奨します。